
こんにちは。
癒やしのヨーガを担当しています、小林珠美です。
oṁ śāntiḥ śāntiḥ śāntiḥ
このマントラは、ヨーガのクラスで聞いたことがある方も多くいらっしゃると思います。
śānti(シャーンティ)は、サンスクリット語で、「平和」という意味です。
また、「内側が全く動じていない」「苦しみや邪魔なものが全く入れない」という意味でもあります。
環境や外側からの状況などに影響を受けない、
自分の内側が全く動じていない、
安定した安らかな心に導いてくれるのが、ヨーガの教えです。
穏やかで静かな心に繋がりたい、と感じた時に
心から願いながら、唱えてみて下さい。
マントラは、心から唱えることがとても大切ですので、声に出さなくても、心の中で繰り返すこともとても良いです。
また、なぜ3回唱えるのか、というと、
・kāya 身体
・vāca コミュニケーション
・manasa マインド
に、向けて唱えるので、3回繰り返します。
・kāya 身体
ストレスや病気など、私たちの内側を乱す邪魔になるものが入らないように、
身体が安らかでありますように、という思いを込めて唱えます。
・vāca コミュニケーション
ヨーガでは、コミュニケーションはとても重要に考えられています。
コミュニケーションがスムーズでないと、言いたい事が言えなかったり、自分が思うように受け取ってもらえなかったり、感情で言いたいことを言い過ぎて傷つけてしまったり…など、大きいもの、小さいもの、様々な問題やトラブルに発展していくことがあります。それによって、内側が乱されることも多くあります。
ですので、コミュニケーションがスムーズに行われますように、
という願いを込めて、唱えられます。
・manasa マインド
ヨーガで最も重要に扱われるマインドです。
身体が健康でも、マインドが常に忙しい状態にあったり、緊張した状態であったり、周りの環境や外側に振り回されているだけになると、本来の集中するべきことや大切なことへ力が使えません。
śāntiの言葉にあるように、内側が全く動じていない、内側に向かうことの全く正反対に向かってしまうことになります。
だから、マインドが静かに安定するように、という思いを込めて、唱えます。
心から音を感じながら、唱えてみて下さいね。
oṁ śāntiḥ śāntiḥ śāntiḥ
⭐️スタジオプラーナ神戸 小林珠美⭐️