
12月16日㈰にスタジオで、JR脱線事故で被害に遭われた浅野千通子さんのお話会を開きました。
10月にボランティアグループ「CARE」で行われたときに参加できなかった方々からの要望で実現しました。生徒さんが多くてアットホームな和やかムードで行われました。
被害の大きかった2両目に彼女は乗っていました。ほんとに奇跡としか言いようのない状態で救助隊に助けられました。14か所の骨折、痛み止めを打ちながら、体の腫れが治まってから手術を行ったそうです。その何日間は、少しでも体を動かしたら大声を発するほどの痛み・・・よく乗り越えました。
しかし、彼女は、その痛みも亡くなられた方々を思うと乗り越えられたそうです。3年ほどしたころには普通に歩けるまでに快復しました。体が治ったのだから、もう大丈夫と思った頃から精神疾患を発症します。鬱とそうを繰り返し、およそ10年くらい苦しみました。
お世話になった方々に恩返し、社会に貢献していこうと頑張っていた時に、築きあげたものが崩れ落ちていきました。。。
自分は生きる価値がないと攻め続け、消えてしまいたい!そんな日々が続いたそうです。両親や姉妹さえも敵に見えていました。
今、振り返るといつも家族は無償の愛で守っていてくれました。体調が悪いと飛んできてくれる家族。そんな支えのお陰、そして、あるときに社会貢献よりも、まずは自分が幸せになることが、家族への恩返しであると気づきます。まずは、自分が幸せになること。強い意思の力が働きました。社会から切り離されたという思い込みから抜け出す意思の強さです。
現状から抜けるには、自分の意志力が必要。その場に居続けるのを選ぶのも意思の力です。どちらを選択するかで全然違ってきます。
その場所に居続けるのも自分が選んでいます。前に進むには不必要なものを手放す意思の力が必要です。手放した先には本当にやりたいことがやってきます。自分の人生を選択するのは自分自身でしかないのです。彼女が苦しかった時期から抜け出せたのは、大きな意思の力によるものです。お話を聞きながら強いものが伝わってきました。
彼女は自分の人生に前向きに力強く、そして人生を楽しんでいる姿に力をいただきました。
上の山の写真は、先日、スタジオの生徒さんと山登りをした時の写真です。登り始めたら進むしかありません。登ったり下ったり、平坦な道はありません。一歩一歩と踏みしめ、今を生きている自分がいました。
一つ目の目的地、山の頂上に辿りついたら、清々しさが堪能できました。そして、また下ったり、少し登ったり、また次の目的地を目指します。山頂の景色を堪能したら、また歩き出します。山登りは人生のようだと例えられますが、ほんとにそうですね。また、次の景色がみたいなあ。この達成感を味わいたくて、また歩き出している自分がいます(^0^) さあ。次はどこの山に行こうかしら?
★ スタジオプラーナ神戸 マタニティ&ベビーヨガ担当 水谷 ★