
↑写真は、介護施設で「笑いヨーガ」を指導しているところです。父のことを思い出しながら行いました。思い出のある写真です?
今月の始めに、父の3回忌が終わりました。ひと区切りがついた気がしています。
「在宅介護が出来てお父さんも幸せですね。」と、父を在宅介護している時、人からよく言われました。しかし、その道のりは、そこにたどり着くまでは、本当に大変でした。。。(-0-)
まずは、肺炎になって入院。寝起きも自力ではできなくなった。認知もありました。母が一人での在宅介護は難しいが、入院の延長を申し出たが叶わなかった。そこから、母と施設を探しました。
糖尿病である父、入れる施設が見つからない。新設の施設を見つけて入れていただけるように、なんとかなりました。ほっと一安心。
入所の当日、父を施設に預けて、施設から帰る時、「お父さん、また来るね~」と私は施設を後にしようとしました。
「せいちゃん、待ってくれ~! 連れて帰ってくれ~!」と父が私の後ろ姿に叫んでいます。父にそんな力があったの?不思議な力が父に舞い降りていました。寝起きもできなかった父が起き上がっています!
なんとかその日は、必死に父をなだめて帰宅しました。
数日後に、父がまさかの転倒、病院に連れて行ってほしいと施設から電話が入りました。父が立ち上がり転倒したようでした。それもびっくりでした。
それからは、私たちの戦いの日々。。。
施設の帰りには、自然と涙が流れてきます。施設の方々は、本当に良くしてくれました。本当に感謝でした。しかし、自宅にどうしても帰りたい父。
面会に行くたびに手を握りながら「連れて帰って、せいちゃん」と。あっという間に1時間、2時間が過ぎていきます。まったく帰れない・・・父の手は振りほどけないほどの馬鹿力でした。母や姉には気を使い、これほどまでに無理は言わない父。
1カ月後に私の出した結論は、退所でした。父を実家に連れて帰りました。父が笑顔で「ありがとう?」と一言。
それ以降、父が自力で起き上がることはなかったですね。穏やかな笑顔になり、母への暴言も無くなりました。
父の笑顔で、家族にも笑顔が戻りました。笑顔は最高ですね。目の前の景色が一変に変わりました。
今思えば、父が施設に馴染んでいたら、そのまま施設で最期を迎えたと思います。経験することに無駄はないですね。大変だったが、父の本当の気持ちや姿を見る事が出来ました。再び見れた父の笑顔で、周りの見える風景までも変わることに気づけました。父の本当の気持ちと向き合えました。
帰宅後は、訪問ヘルパーさん、デイサービスさんに大変にお世話になりました。
自分の本当の気持ちが相手に伝わると、人は自然と笑顔になれます✨
人の笑顔は、やっぱりいいですね(^0^)

★☆★ スタジオプラーナ神戸 水谷 ★☆★