ヨーガの上達は、何で計られるのでしょうか?

8月20日(土)にスタジオで「クリシュナマチャリア師の教えを学ぶ会」のシリーズクラスの第1回が開催されました。ヨーガインストラクター、スタジオプラーナ神戸の生徒さんもご参加されました。これから、1月まで5回のシリーズです。

シリーズクラス写真

クリシュナマチャリア師の教えは温かいです。ヨーガの上達は、何で計れるか? それは、色々なアーサナ、呼吸法が出来るのでは無く、人間関係、自分と家族、自分と友人、生活を支えてくれる周りの方々と、よりよく繋がっていくこと。そして、その人の心の平和によって計られます。

一人ではなく、人と繋がることの大切さ、個の存在は、多くの支えがあり存在する。ヨガは人間関係であると、デシカチャー氏は、伝えてくれます。

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ヴェーディックチャンティングは、大切な人を思い祈りながら唱えることで、心が静まり幸せな気持ちに包まれます。心の平和へと繋がっていきます。

現代ヨーガの父、クリシュナマチャリア師の教えはクラスの中でもお伝えしていきたいと思っています。日常の中の不必要な事に気づき、大切な事に気づかせてくれます。

 

 

★ パタンジャリのヨーガ・スートラ ★

ガンジス川

ヨーガというと、体を柔軟にさせたり、リラックスしたりする為の姿勢、ポーズを思い浮かべると思います。しかし、ほんの一部の側面で、本当の意味や目的は、心のコントロール法であり“心の科学”なのです。

この心の科学は、ラージャ・ヨーガと言われています。そのラージャ・ヨーガの原典が「パタンジャリのヨーガ・スートラ」と呼ばれています。

スートラとは「糸」。一つ一つのスートラは必要最低限の意味の糸であり、200近くのスートラを四部門にわかて説かれています。このスートラは、意味深く、すぐには理解できない難問です。師が弟子に伝えるときも幅を持たせて、何度も説明し、更には、体験し実践していかないと、体に染み込んでいかないのです。代表的なスートラをご紹介しますね。

ヨーガ・スートラ 第一章 2節 です。

YOGAS CHITTA VRITTI NIRODHAH

ヨーガ チッタ ヴリッティ ニローダハ

心の作用を止滅することが、ヨーガである

このスートラで、パタンジャリはヨーガの目標を示しています。この一つのスートラで十分とも言われています。心の作用、働きを止滅することが成し遂げられたならば、人は、ヨーガの最終目標に到達したことになる

皆さんどうでしょう・・・心のおしゃべりは止まりませんよね。過去や未来へと行ったり来たりの心。黙っていても独り言、心はおしゃべりしています。時には、起こった事実を、さらに大きく膨らませたり、このままだと、心は静まりませんね。心を乱すだけのおしゃべりに意味がないことをパタンジャリは伝えようとしているのではないでしょうか。。。

この心の止滅に向かうには、ヨーガのポーズと呼吸に集中する!今、やらなければいけないことに集中する!

これを繰り返し行いながら、更にはヨーガの聖典を勉強し紐解きながら、まだまだ道は長いですが、その方向に向かって進んでいきましょう。 心が穏やかになり、大切な「今の瞬間」にすべての意識を向けれるようになりますように・・・

パタンジャリのヨーガスートラについては、またブログにアップしていきますね(^0^)/