スピリチュアルケア・ケアする人自身のケアについて

8月のがん患者サロン「ゆずりは」の定例会の講演は、昭和大学医学部 医学教育推進部 緩和ケア医の高宮有介先生でした。スタッフ二人で参加してきました。

先生は、緩和ケアの著書も出版していて、その本にも、人を癒す人自身のケアについて書かれています。お勧めです。是非ともお読みくださいね♡

先生の講演のお話を要約すると・・・

緩和ケアの痛みは①身体の痛み②心(精神的)な痛み③スピリチュアルな痛みと言われています。スピリチャルペインは、自分の人生を振り返ってみて、生まれてきた意味や目的は何か?という問いで、大きな病気になった時や愛する人を亡くしたりした時に表面化してくるようです。

そして、緩和ケアでは、その方自身と、自分を犠牲にして一生懸命支えようとするご家族自身のケアが必要です。自分自身が健康であること、自分自身が苦しいと人を助けることはできないです。自分自身をケアする、そして自分に出来ること、自分に出来ないことを知っていることも大切です。

講演会では、患者さんの最後に寄り添った先生の実話を写真やお手紙を読んで伝えてくださいました。家族に残した手紙や、最後に残した言葉は、残された遺族を癒してくれます。

ストレスの対処法として、マインドフルネスについてもお話がありました。あるがままに見る事。色んな課題や問題が出て来た時、過去へのこだわりや未来への不安を断ち切り、今の”この瞬間”に意識を集中させていくこと。瞑想やヨーガが良いと言われ、トレーニングすることによって怒りや不安から解き放たれることに繋がっていきます。

そして、先生が最期を看取った60代の肺がん男性のお話です。

「妻や娘を残して逝くのは忍びない。先生、死んだらどうなりますか?」

先生は、「肉体が無なくなっても無になるとは思いません。亡くなった後も魂が皆を見守るでしょう」と答えました。

この患者さんも・・・「そう信じたい。亡くなった後も妻や娘をずっと見守る存在でいたい」と話され、一緒に聞きませんか?とヘンリーという歌手が歌うアメイジング・グレイスを二人で聞いたそうです。

その男性は、3日後に亡くなりましたが、今でもその曲を聴くと彼を思い出すそうです。思い出の中に人は生き続けるのかも知れません。死が永遠の別れではないと信じられたらいいと思います。

最後に、あそかビハーラ病院の僧侶のお言葉・・・

「私が無駄に過ごした今日は、昨日亡くなった人が痛切に生きたいと願った今日である」

先生の体験に基づいたとっても素敵な話を聞くことが出来ました。ご興味を持たれた方は、先生の著書を是非、お読みください。

★☆ ヨーガセラピー・優しいヨーガ・瞑想クラス担当 齊藤 ★☆

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です